どうしてヒトは体毛をなくしたのか?

博士のつぶやき

どうしてヒトは体毛をなくしたのか?

ヒトは500万年前にチンパンジ―から分岐しました。

私たちの体毛は、猿人の時代からずいぶん少なくなりはじめ、原人の時代にはほとんどなくなり、脳を紫外線から護る頭や摩擦から護るわき毛など、生命活動や維持に必要な個所だけ残り、必要のない体毛は退化していきました。

ヒトが体毛をなくした理由

ヒトが体毛をなくした理由は、「汗をかく能力」を獲得するためと考えられています。

ヒト以外のサルたちは汗をかくことができません。

長距離を歩いたり走ったりする哺乳類の大部分は、口や鼻から多量の水分を蒸発させて体温を下げる働きがありますが、ヒト以外のサルたちは口や鼻から多量の水分を蒸発させることもできません。

ヒトはめずらしいことに、毛穴から毛をなくし、毛穴から汗を出すことで体温を下げる能力を獲得し、厳しい環境の中で生き残ることに成功しました。

大きな地殻変動で豊かな森がなくなって草原に変化し、多くの動物がほろんでいくなかでヒトは二本足で直立し、熱帯の草原を長距離移動しても能率よく体温を下げるために、体毛を失うことが生き残るために絶対に必要だったわけです。

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